ISO9001導入1年を振り返って



ISO9001:2000導入1年を振り返って

当社は、今期で通算第31期を迎えます。この31期の年を『第の創業元年の年』と位置づけています。
 今期の決意表明の冒頭、『現状に満足しない』ということをスローガンに掲げており、この『現状に満足しない』という言葉の裏には、過去を反省し、過去の失敗を繰り返さない事が大きな前提で、将来に向かって常にチャレンジ精神を持って目標を定め、その目標に向かって、社員の知恵・力を結集するという意味が凝縮されています。
  ISO9001:2000の認証をしたのが、平成16123日であり、もう1年が経過する状況であります。

当社がISOの認証を、取得しようと思った動機は

@過去30年間やって来た我流経営の悪いところとの決別をする。
A将来に向かって、会社として事業展開の出来る基盤作り。
B会社の事業継承をする。

という事で取り組みをスタート致しました。

 当社は、平成10年に和議にて債権者の同意条件の下、現在、会社再建中であり、この間、和議弁済における債務弁済も確実に履行してきております。
 この年間、金融機関よりの借入が出来ない中、資金繰りもお得意様先よりの売掛金回収の中で賄う事が出来ました。
 その様な状況の中、第31期の品質方針の第一に


『キャッシュフロー経営に徹する』

 ことを、思い切って打ち出しました。
 この事は今後とも、会社の運営をしていく上において、永遠の課題と思います。 ISOの導入前と現在を比較して見ますと、人材面で導入前には会社としての戦力として、貢献できていない人が2名いましたが退社し、以後現在の社員全員が各々、100パーセントに近い状態で貢献しています。
 このように現在、導入後として社員の意識改革が変化した事は、ISO導入の成果と考えています。

 第30期という1年間を費やして諸処の事柄を行なってきた中で、第2の創業元年の位置づけとも言える第31期が、好スタートを切ることが出来た事の要因でしょう。 また、実務面で見た際に、全体の枠組みは出来たものの、その中身である運用面を個々人のレベル視点で見ていくと、問題が山積で、解決せねばならない事が多いと認識しています。この問題解決を通して、会社業績が比例していけるよう、改善せねばならないと考えています。
 振り返ってこの1年を見てみると、将来に向かっての基礎となるこの1年は、大変に意義のある年であったと思います。 そして事業計画の達成と、更なる組織の活性化と、仕事を通じての人材育成に期待したいものです。


株式会社 千葉地曳 代表取締役 中山裕康

事務局の感想:


 和議のもとで会社再建に取り組まれている状況がまことに力強く述べられており、困難な状況の中で再建に取り組まれる他の企業の皆様には、大きな力となると思われます。キャッシュフロー経営に徹する品質方針による第31期のお取り組みの成果を大いに期待しております。