ISO登録審査を終えて


ダイヤ工芸株式会社
品質管理責任者 浅野

 この度、私どもダイヤ工芸株式会社はISCジャパン社に品質マネジメントシステムISO9001の予備審査、登録審査をお願いして、めでたく認証所得をすることができました。これを機会に、簡単ですが、感想を述べさせて頂きたいと思います。

 私どもダイヤ工芸は、1972年に設立されたプラスチック総合二次加工メーカーで、樹脂メッキ、真空蒸着に代わる特殊なホットスタンピングという技術で、プラスチック部品の金属光沢面や極彩色な高輝度面を形成できるために、携帯電話にこの技術が用いられて大好評を博しています。そのような技術追求型の企業として、弊社はこの種の技術で大きなシェアをいただいており、小さいながらも「大手企業の駆け込み寺」と日刊工業新聞社に紹介されたこともあります。(2000年2月)

 弊社は品質マネジメントシステムISO9001の認証取得に先立ち、コンサルタントの先生に指導を仰ぎましたが、やはり一番緊張したのは予備審査でした。初めて経験することでもあり、品質管理責任者として前夜はろくに眠ることもできず、睡眠不足で予備審査を迎えたというのが、偽らざるところです。

 しかし、審査当日、蓮沼主任審査員からの質問は鋭いながらも実にていねいで、わかりやすく、質問されていることが一々理にかなったもので、即座に理解でき、回答することができるものでした。

 準備段階でコンサルタントの先生に指導して頂いたころは、文書の名前など、初めて聞くようなものも多く、素直に頭に入らず、何のための文書なのか、なかなか理解できずに困惑していたのですが、予備審査では即座に理解することができました。この感想は、私一人のものではなく、他部門の人たちも異口同音の感想を持っていました。これは審査員の方々が認証取得を受ける立場の者の気持ちを十分に理解して質問してくださっていたということで、品質管理責任者としてたいへんにうれしく、ありがたいことでした。

 弊社社長は、日系ブラジル人を早くから積極的に雇用し、社長はそうした従業員の方々の日本での父親的存在であるといって良いほどの国際派です。そのため、品質マネジメントシステムISO9001の品質方針は、日本語・英語・ポルトガル語の3カ国語の言語で作成いたしました。

 そのような予備審査であったため、精神的にもたいへん楽になり、登録審査においても蓮沼主任審査員、棚田審査員御両人の質問に安心して答えることができ、大きな是正措置もなく、無事に終了し、認証取得に至ることができました。

 弊社もこれで、やっとスタート台に立てたわけで、これからISOの品質マネジメントシステムをよりよいものに構築すべく、切磋琢磨して参りたいと思っています。今後とも、どうぞよろしくご指導のほどをお願い申し上げます。
 (2005年4月18日)

事務局の感想:
 国際的な視野で、困難な課題に果敢に挑戦する企業風土をお持ちの会社であることがよくわかり、敬服いたします。
 3カ国語で品質方針を掲げた職場で働く皆様は、 これからますますしっかりした品質マネジメントシステムを構築され、大きく飛躍することと期待致しております。